1.日程:2025年6月16日(月)
2.時間:17:00~19:00
3.場所:高分子学会会議室
4.参加費:3000円 (軽懇親会費用として)*終了後請求書をご送付いたします。
5.参加資格:高分子同友会会員(正会員、OB会員、特別会員、会員代理)
6.話題提供者・話題
(1)今回ご提供の話題 : 『 中国におけるリサイクルの現状と新規ポリマーアロイの提案 』
(2)話題提供者 : 倉地育夫 様
株式会社ケンシュー 代表取締役 工学博士
名古屋大学 博士課程前期修了
ブリヂストンタイヤ株式会社、コニカ株式会社を経て現職
(講師ご受賞歴、学協会役員等)
・2000年5月 第32回 日本化学工業協会 技術特別賞 受賞
・2004年5月 日本写真学会 ゼラチン賞 受賞
・(その他 (株)ブリヂストンの超高純度βSiC半導体技術が日本化学会化学技術賞受賞)
・高分子同友会 研究開発部会 世話人、高分子学会 代議員、日本化学会 代議員その他多数。
(3)ご講演要旨
:講師のご経験を通じた今後の資源循環への対応に関して下記話題のご提供をいただきます。
『 1980年代に日本で起きたセラミックスフィーバーは、米国クリントン大統領を刺激し、
二つの材料に関する国家プロジェクトをスタートしている。一つはナノテクノロジーであり、
もう一つは環境対応を狙ったバイオリファイナリーに関するプロジェクトである。
両者のその後については説明は不要で,400円/kgが見えてきた2005年にはポリ乳酸
の開発競争が日本で起きている。 2011年から北米で発売される事務機の新製品には5%以上
環境対応樹脂を搭載しなければいけなくなって, 2010年にコニカミノルタは環境 対応樹脂
を国内から調達しようとした。 しかし、ポリ乳酸ベースの樹脂は650円/kgであり、これを諦め
再生樹脂で自前開発を開始している。 その後「material(材料)」と「sommelier(ソムリエ)」
を組み合わせた造語 「Matelier」 を展開している。
2022年には再生樹脂の法律が日本でも施行され、再生樹脂の市場が立ち上がり始めたが
中国に10年以上遅れを取ることになった。今この遅れを取り戻す切り札は、未だ100%の利用率
となっていないPET廃材やその他の国内から産出されるプラゴミの活用に可能性があるのではないか。
ゴミの量は人口比であり、中国が圧倒的に多いのである。しかし、それでも日本のプラゴミが
未だに中国へ流れているらしい---。』
7.申し込み方法
(1)会員サイトへログインのうえお申込みください。
(2)会員番号がご不明の方、お持ちでない方は、事務局までご連絡ください。
8.申し込み締切り : 令和7年6月9日(月) 17:00まで
9.参加費支払い方法 : サロン終了後に請求書をお送りいたしますので、7月末までにお振込みください。
尚、振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願い致します。
10.キャンセル : 申し込み締め切り後はキャンセルは受け付られませんので予めご諒承ください。
以上