高分子同友会会員 各位
平素の高分子同友会のご支援並びに活動へのご参加に心より御礼申し上げます。
1.件名:科研費「審査区分表」変更に関する情報共有の件(令和10年度から変更予定)。
2.経緯
さて、下記につき情報を入手いたしましたので、取り急ぎ高分子同友会会員の皆様に情報を共有させていただきます。”高分子の基礎研究へのリソース配分に影響する可能性のある変更” に関するものでありますので、会員の皆様におかれましては変更(案)につきご確認をいただければ幸いです。
3.概要
さて既にお聞き及びの方もおられるかと存じますが、令和10年度の科研費の公募から、審査の際に適用する「審査区分表」が変更される方向で検討が行われており、現案では、①高分子の関連区分が基礎(中区分32-35:合成、構造、物性などの基礎)と ②材料(中区分36,37:材料などの応用)に分けられることになります。
詳細は、①URL(https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1385136_00007.htm)
および ②添付の区分改正案(新旧対比表)をご参照ください。
(補足)高分子学会としての懸念事項
・基礎の方は有機化学と高分子化学が一緒になり,材料の方は無機材料と有機材料が一緒になる為、
・高分子のことを理解していない方が審査員になる可能性が高くなり、
⇒結果として ★高分子全体の採択率が下がる★ ことが懸念されます。
・また、この区分分けは科研費の審査だけでなく,学生の奨学金の審査の場合にも適用されます。
(統合後の原資の増減は不明であるものの、今まで分野ごとに確保できていた資金が他分野との分配競争になる構図となる。)
4.その他
尚、ご不明の点、ご意見等がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をいただければ幸いです。

以上
高分子同友会 事務局